メキシコの海で起きた事件と奇跡
昨日のブログは宿を出るところで終わってしまったので、
今日はバスターミナルに向かうところから物語はスタート。(物語って)
たくさんお世話になった、大将を始めとする宿たなばたのみんなに見送ってもらい、
オアハカのメインバスターミナルへ向かいます。
徒歩10,15分のところにあるのでとっても便利!
夜21時過ぎでもターミナルの待合所はたくさんの人。
みなさんどこへ向かうのでしょうねぇ…。
チョコラテ屋さんや売店、コーヒーショップなどの誘惑に打ち勝ち、待つこと数分。
出発15分前に搭乗のアナウンスが入り、列に並び乗り込みます。
バス会社はOCC。
チケット購入は2日前にしましたが、予想していたよりかなり安く、346ペソ。
ちゃんとトイレも付いてます!
ドリンクや軽食のサービスはないけど。
車内はほぼ満席。
いつも通りネックピローや防寒着(冷房ガンガンになるから)を準備。
そして今回は、今までのバス旅にはなかった準備も。
手持ちの現金はなるべく少なくして、
小分けにし、カードとかも履いてる靴下の中に入れたり。
パスポートやスマホはネックピローのカバーの中に入れたり。
身につけているアクセサリーは全部外してしまったり…。
そう、このルート、この周辺、
強盗が出ます(・∀・)
道に丸太を置いてバスを止めて襲ってくるそうな。
私たちが行くルートに限らず、近くでは最近も被害報告が出ているみたい。
日本人も中にはいたり。
なのでバスジャックされたときのシミュレーションはしっかりしました!
命があるのが第一ですが、
お金やカードも取られないに越したことはないので。
準備はバッチリ。
車内も消灯され真っ暗。
まだ22時とかですが早めの就寝って感じですかね。
周りからお菓子をボリボリ食べている音はするけど。
私もイヤホンをセットし目をつぶります。
夜行バスで聴くあいみょんはまた良い…。
エモいってやつですね。
気がついたら薄っすらと灯りのついた車内で何かをチェックしているスタッフさん…
私には関係なさそうなので再び眠りにつきます。これが何時なのか全く分からない。
アナウンスが流れ、まだ真っ暗な朝の5時頃に途中の街で停車。
あぁもう少しかなぁなんて思って寝て、起きたら
南国…!!
車内がキンキンに冷えていて体感はないのですが、明らかに暑いところ…!
そう、まもなく到着しますのは
Puerto Escondido プエルト・エスコンディード です!
昨日までいたオアハカから真南に位置する海沿いの街。
そしてまさかの同じ州。
海沿い…海…
海だ~~!
いぇ~い!!
待ってましたー!
午前8時、10時間半かけて着いたその街は、
暑い場所と言えど朝はまだ爽やか。
その鼻に入ってくる木々の匂いとか湿った空気がワクワクさせる~!
無事強盗にもあわず、移動できました^^
宿はバスターミナルからすぐ、歩いて5分ほど。
チェックインは15時なのですが、
荷物だけでも預かってくれないかとほのかに期待。
宿に到着すると、
「部屋空いてるからもう使っていいよ~」
と!
朝ラッキー!(*^o^*)
きれいで快適…。
とりあえずベッドに横になります。
シャワーを浴びて、水着に着替えて出かけてみましょう!
大通りも南国って感じ。
まずは朝昼兼でごはん。
また朝食メニューを出しているお店があったのでそちらで。
フルーツが主役のようなホットケーキ。
コーヒーも付いて50ペソ(280円)。
海に出る前にすぐ近くのスーパーマーケットへ。
OKストアのようなエスカレーター。
けっこう急です。
さすが海の街、水着類も充実しています。
地名が入っているところがダサいけどなんかかわいいタンクトップ。
他の街で着たいな笑
とりあえず飲み物とドーナツだけ買って出ます。
やっぱりドーナツは外れない。
海の方まで降りて行って、観光案内所で地図をもらい、目の前のビーチへ!(プラヤ・プリンシパル)
ここは地元の人が遊びにくるビーチだそう。
波も穏やかでのんびりするにはいい感じ。
入り口にモニュメントも。
そう、サーフィンで有名な街なのです!
波がすごいビーチはまた少し歩いたところにあるみたい。
ひろくんは日焼け兼昼寝。
私は海で自撮り。
1ヶ月半ぶりの海は最高…。
身体も心もデトックス。
風呂に入りたいって思っていたけどこれで満足です笑
1時間くらいのんびりしたけどまた14時前。
別のビーチにも行ってみよう!
このプエルトエスコンディードはたくさんビーチがあってそれぞれ海の個性があるらしい。
まだ何泊かするので近場のプラヤ・マンサニジョへ。
途中の道も歩いている人なんて全然いなくて、
サイパンみたいです。
こんな格好で歩いていてもそんなに問題ではない。
行く途中、地図にMirador(展望台)マークがあったので寄り道したらなかなかの絶景!
海の青さがいい感じ(*^_^*)
ビーチの入り口となる長い階段を降りていくと…
きれい!
さっきのビーチと比べると断然きれい!
東伊豆から南伊豆に降りてきたって感じ!
砂も白くて粒が荒くて、これはこれで気持ちいい~。
たくさんの欧米人に紛れてまた海を楽しみます。
チャプチャプして、
日焼け兼昼寝して、
またチャプチャプして。
永遠繰り返せます。
しかし潜りたい~~泳ぎたい~~!
水中を覗けないってなかなかもどかしいものがあります。
海に来ると、自分のマスクやフィンを持って来れば良かったと思ってしまう。
実際持ってきたらなかなかの邪魔ものになっちゃうけど。
もう最後かな~って感じで二人で海に入っていたら、
「…あ!!指輪落とした!!」
母がボロ市(世田谷の歴史あるお祭り)で500円で買って私にくれたシルバーの指輪。
もう7年くらい身につけている大事なもの。
浅場と言えどここは多少の波もある海。
顔をつけたところで何も見えない。
どうする?!
振り返るとちょうどマスク&シュノーケルを顔から外したメキシコ人男性。
「指輪を落としてしまった!貸してください!」
英語でもスペイン語でも日本語でもない言葉で伝えると快く貸してくれる男性。
まさかこんな形で念願のマスクをつけることになるとは。
シュバッとつけて海の中を覗くと
あ!あった…!
手を伸ばし砂ごと握りしめそっと見てみると
…無い。
つ、掴んだはずなのに…!
その後もしばらく探すも見当たらない。
結婚指輪か?!と心配までしてくれた男性にマスクを返し「ムチャスグラシアス」と告げ、
水面から光るものを探すこと数分。
もう諦めるか…。
ひろくんもノーマスクで潜って探してくれるのですが見つからず。
ふと横を通り過ぎる白人の男性。
海から上り、手にはマスク。
そしてビーチで横になっている彼女にそれを渡している。
彼女は使わない様子。
…借りよう!!
英語もダメな私ですが、熱意で伝わるもんで
こちらもまた快く貸してくれました!
これで最後と思いながら海に顔をつけると…
カッ!!
まさにそんな効果音がつく私の見開いた目。
と同時に、いつもはロングフィンでしなやかに潜っているその脚をバタつかせ溺れた人のように潜ります。
はい!
ありました!!!
いやもう奇跡…。
落とした場所は分かっているにしても、潮が満ちてきて波の動きが大きいこの海で指輪を見つけるって…。
この薬指。
マスクを貸してくれたカップルに本当に感謝。
これがなかったら見つかってないです。
海に入るときこそお守りのように付けていたいアクセサリーですが、
無くしたら元も子もないのでちゃんと外しておくようにします!
安心して宿に戻りもう一回シャワー。
西の空が焼けている〜
明日はちゃんとサンセット見たいなぁ!
夕飯用の食材を買いに再びスーパーマーケットへ。
ここでゴーグルを買うか本気で悩むひろくん。
確かに今日みたいなことがあると私も欲しくなる~。
野菜とお酒だけ買って戻り、さっそく乾杯。
パロマの缶カクテル。
これ本当、日本にも置いて欲しい。
キッキンは渋滞していたので少し待ってから。
欧米人は使ったものを片付けない人が多い。
みんなで使うキッキンなのできれいにしましょ~。
今日もひろくんが全部サクサクと作ってくれました(^o^)
ツナ缶最強!
食後にヨーグルト。
1kg。笑
これで25ペソ(140円くらい)!
小さいの買うよりだいぶお得なので、
二人でもりもり乳酸菌を摂ろうと思います(・∀・)
中庭では欧米人たちがいい感じの音楽を流しながらchillってます。
chillの使い方合ってる?
夜行バスの中で睡眠をとり、そのまま海で遊んだのでお疲れなひろくん。
日焼けしたから余計に体力使ったかも!
明日も全力海遊びするために早寝します~