メキシコのオアハカで過ごす死者の日その1
さて、今日も朝ランから始まります。
昨日の夜から筋肉痛が始まり、今朝もガチゴチなまま軽く2周。
ほんのり汗ばむ程度で宿に戻りシャワーを浴びたら、意外と体重は増えていない…!
筋肉が脂肪に変わっただけかもしれないけど。
ちょっと気持ちが明るくなったところで朝ごはん。
なんと、
カレーライス!!!
もっと明るい気持ちになります(*´ω`*)
便秘に効果があるらしいパパイヤのジュースは自分で作りました~。
外で買うと15ペソくらいするけど、作ると半額で済みますね。
今日は10月31日。
いわゆるハロウィンです🎃
ここメキシコでは今日から11月2日までの3日間を中心に、
「死者の日」~Día de Muertos~
と言われます。
死者の日が近づくと、街中がマリーゴールドやケイトウという花で彩られ、
亡くなった人たちの写真を飾る祭壇(オフレンダ)にはフルーツやろうそく、死者のパンが置かれ、
31日の夜にはお墓で亡き人を想い一晩を過ごす。
ざっくりこんな感じ?
このメキシコならではの特別な日を、実際にこの目で見て感じてみたい!
私がメキシコに来た理由のひとつなのです。
メキシコ全土での風習ではあると思うのですが、ここオアハカで迎えたかったのは、
ある意味一番シンプルだと思ったから。
首都メキシコシティでは、ド派手な仮装パレードが見られる。
パツクアロのハニッツォ島では、無数のろうそくが灯るお墓で夜明けまで死者たちと過ごす人々の幻想的な姿が見られる。
どちらも魅力的なのですが、
メキシコを凝縮したと言われるここオアハカ。
そのどちらも程良くバランス良く見ることができる、と思ったのです!
実際28日からオアハカに入ってみて
毎日だんだんと盛り上がる街を見ていると、
明るくて華やかででも派手すぎなくて心地いい。
今日本番を迎え、さらにドキドキワクワク。
しかしやることはやらないと。
来週から通うと決めたスペイン語学校に、まずは申し込み。
ソカロにある LA GUARIDA という学校。
一日3時間の5日間でUS140ドル。
もちろん日本人の講師はいない(たまに日本語で挨拶とかしてくれる)けど、
みんな優しいし、ここまで来たら頑張るしかない!
14時から死者の日の飾り付けをやるからよかったらおいで、と言われ
また後でとバイバイ。
わたしはこの時なにやらイベントがあるのだと勘違いしていた(・∀・)
そのままローカルなメルカドの方へ。
このいい天気がずっと続きますように…!
文房具屋さんを見つけ、学校に必要なノートを1冊購入(10ペソ=60円くらい)。
これに関しては日本の100均のほうが安いな。
あとは今夜の仮装のお買い物!
そう、今や日本のハロウィンでもみんなやっていますが、ガイコツメイクをします!
日本ではホラー的な感じでやる人が多いけど、
メキシコでは親愛なる死者に近づくためのメイクだったりもします!
なのでおどろおどろしいのではなくてシンプルだったり可愛かったり。
私もこの3日間はそのガイコツメイクでいこうかなと。
プロにやってもらうブースとかも街にたくさん出ているのですが、1回100~200ペソ(600~1200円)くらいするので、
自分でやってみようと!
化粧品屋さんに入ると8色くらい入ったパレットが売っていたので、スポンジと筆も付けて163ペソで購入。
2人の3日分と考えると頼むよりだいぶ安いかな。
あとは私の技量次第だけど。
古着屋さんで30ペソ(170円くらい)のワンピースも見つけ、衣装も揃いました!
しかし30ペソって安すぎる。
死者の日ならではの景色を眺めつつ、
14時の飾り付けに向けて再び学校へ。
その前に通りがかったピザ屋で1切れお腹に入れておきます。(22ペソ)
学校に着くと、祭壇(オフレンダ)作りをしていました!
やはりイベント参加ではなくお手伝いでした(^o^)
まぁイベントには変わりないか。
先生や生徒さんにご挨拶。
3段の祭壇に、サトウキビで作ったアーチ。
パペルピカード(切り紙みたいな)やマリーゴールドで飾り付けるひろくん、
そのお花たちをカットする私。
フルーツやパン、写真で賑やかな感じに。
完成したのでみんなで記念撮影。
1時間半くらいお手伝いしましたが、
貴重な経験になりました!
ピザだけだとなんだか物足りなかったので、
死者の日らしくチョコラテと死者パンを。
このパンデムエルトだけだといまいち美味しくないので、「チョコラテとセットで食べる」っていう基本ルールは正しいなぁと思います笑
16時頃帰ってすぐメイク!
18時から近くで大きなパレードがあるらしいので間に合わせなければ…!
すっぴんに戻って、スタートです。
昔ネットで見つけたガイコツメイクで、いつかやってみたいと思っていたのがあるのでチャレンジ。
しかし、いざ筆やスポンジで色を乗せると…
めっちゃオイリー(。・ω・。)
よくあるドウランではなくて油っぽいインクだったみたいで、こすった瞬間落ちる…。
クレンジングオイルやメイク落としシートがいらないのはありがたいけど、触れたら落ちてしまう恐怖との戦いです。
18時ギリギリまで描いて完成!
コラソン(心臓、ハート)のガイコツです!
ピアスも合わせてみました。
今日ひろくんはメイクなし。
170円のワンピースも普通にいい感じ。
寒いからレギンス着用。
みんなはプロに頼んでばっちりメイク!
それぞれの描き方があっておもしろい~
揃ったのでパレードの通り道になる公園まで行き、待つこと30分。
来ました!
楽器隊、スカートを振って踊る女の子たち、怪しい仮面を被ってリズムに乗る人たち、ちょっと雑な作りが良いガイコツの人形。
なんでもあり!
見ている人もどんどん参加していって大盛り上がり。
動画を載せられないのが残念…。
1時間弱のパレードを楽しみ、一旦宿に戻ります。
普段ならもうここでごはん食べて寝るのですが、
今日は年に一度の死者の日!
一昨日申し込んだツアーにこのまま参加します!
内容は、2つの街のお墓を周るというもの。
20時半集合なので、それまでにコンビニでホットドッグを買って腹ごしらえ。
たまに食べたくなるやつ。
しかしひろくんはこのホットドッグで後にひどい目にあうことに。
ICOというスペイン語学校のツアーなので、そこの学生さんを中心に50人くらいで出発です!
全員乗れる大きなバス。
まず着いたのはホホコトランという街。
夜は冷えるのでみんなしっかり着込んで夜の街をしばらく歩いていくと、
すっごい人。
え…お墓は…?
って唖然としちゃう観光地感。
2時間後に集合と言われ、それまで自由行動。
細かい説明もなかったので自分たちで地図アプリを見てそれっぽいところに行くも、お墓なんて見当たらない。
諦めて戻る途中、ひろくんが
「ここ左に行ってみよっか」
その言葉のまま左に進むといきなり出てきた
お墓。
え?!こ、ここ?!
こんなたまたまで見つかる?!
と思いながら人混みをかき分け中へ。
このホホコトランにある2つのお墓の内、古いほうに出会えたようです。
門の外の賑やかさが急になくなり、なんだか神聖な雰囲気。
一度写真を撮るのをやめて、じっくりそのお墓とそこにいる家族の人々を眺めていると、なんだか涙が出てきました。
そこに実際埋まっている死者たち、そこで一晩を過ごす今を生きる家族たち。
マリーゴールドのオレンジ色をより鮮やかにするろうそくの灯りたち。
全てが幻想的で感極まりました。
メイクが落ちるので涙は流しませんが。
どうしても写真は撮りたくなるので、ご家族がいらっしゃるときは一言許可を取ります。
基本的には笑顔でOKしてくれる^^
堪能してぼちぼち集合場所へ。
お腹を痛めたひろくんは座って待っていると言うので、なにか暖かい飲み物でも求めて私は一人屋台へ。
結局カステラのようなケーキを買っちゃいました。
シナモンココナッツミルクも共に。
どっちも冷たいっていうね。
自ら寒さを増してしまいました。
ここからまたバスで移動してヤウイチェという場所のお墓へも。
みんなでお墓に入ると、やたら賑やか。
なんと墓地でライブをやっております。
照明ガンガン、周りもみんなノリノリ。
そんな中でも家族はちゃんとお墓に静かに寄り添っています。
ごはん食べながらの人もいっぱいいるけど。
大量のキャンドルのおかげで墓地の中は暖かい。
30分ほどの自由時間なのでサクッと見てバスに戻ります。
帰りのバスはみんな爆睡。
深夜3時頃、宿に着いたらみんな必死のメイク落とし。
洗面所争奪戦です。
クレンジングオイルを使わないと落ちないのでみんな大変そう。
店員さんによると私が買ったやつはオイルでできたやつなのでお湯ですぐ落ちると聞いていたので、
先にシャワーを浴びていつも通り洗顔。
鏡を見ると
目の周り真っ赤、鼻の毛穴にビッシリの黒。
うそやん…。
あまりにも汚くて写真は撮らなかったのですが、まぁひどい。
クレンジングオイルももらって洗うも落ちず、熱湯で擦っても落ちず、
終いには中性洗剤薄めて泡だてて洗うも、
落ちず…。
これで油汚れ落ちなかったらもうどうしようも無いわ…。
絶望感のまま、凄まじい眠気に勝てずに4時頃就寝。
お金の計算だけして、ブログは今日アップということになりました~。